中華料理のマナー
フランス調理、イタリア料理、そして当然日本料理などのマナーは、いまや広く一般的になりつつありますが、中華料理でのマナーは意外と知られておりません。例えば会食時に出されたお料理を残しておくのは、「たいへんご馳走に満足して、お腹いっぱいになりました。」といった意味合いを含みます。日本人のマナーとして出されているお料理は残すのが失礼にあたるのと反対に、食べきってしまうと「足りません」といった意味にとられてしまいます。これは今も残っている習慣で、特にお祝いの席ではこのマナーは欠かせません。しかし、気をつけなければならないのが、個人や知り合いの店などに招かれた場合に、これは決してしてはいけない事でもあります。この様に様々なマナーが中国料理にもあります。一部ですが今回そのマナーをご紹介致します。
食事時のマナー
- 「食事をする時」
- 中華料理での円卓を囲むお食事は、8人程度の偶数人数で致します。
お料理は目上から順に取り、円卓を囲む人たちが2回ずつ取れるくらいの分量で取り分けます。取ったものは必ず残さないように致しましょう。食事中料理の取り皿は何枚でも交換してかまいません。 - 「ターンテーブル」
- ターンテーブルは各自が自由に廻すことができます。廻す時は右回りが基本です。ターンテーブルにはビールやお酒瓶などの転倒しやすいものは乗せてはいけません。また、食べ終わったお皿も乗せないようしましょう。
- 「乾杯」
- 日本で「乾杯」は食事初じめに一度行われるだけですが、中華料理ではお食事が運ばれてくる度に行う場合があります。これには事前に食べたものをお酒で洗い流し、次の料理を新たに味わうためにしていると言われています。
- 「れんげ」
- 中華料理で使うれんげはスプーンとは持ち方が少し違って、上溝に人差し指をあて親指と中指を添えて使います。スープの他、チャーハンやデザートでも使うのが正式ですが、チャーハン等は食べにくいときには箸を使用しても大丈夫です。
食事時別のマナー
- 「前菜」
- 棒々鶏やクラゲなどの冷菜が一般的ですが、温菜が付く場合もあります。冷たいものから順に温かいものという感じで食べていきますが、味が混ざらないように分けて食べるようにしましょう。ふかひれスープなどボリュームのあるものは大菜の前に出て、卵スープなど軽いものは、ご飯や麺類の前に出されます。
- 「大菜」
- 中華料理のメインディッシュとして呼ばれ、えびのチリソース炒めなどがそれにあたります。何品か同時に出てきたときは、味のうすいものから順に食べ、取り皿はそのつど交換します。チャーハンや焼きそばなどは、食事の締めくくりとして出されます。

